F1英国GP予選

F1世界選手権シリーズ今季第9戦・英国GPは7日、シルバーストーン・サーキット(1周5.891キロ)で24台が参加して公式予選を行い、前戦・欧州GPを制したフェルナンド・アロンソ(スペイン=フェラーリ)が1分51秒746で通算21度目のポールポジション(PP)を獲得した。アロンソのPPは2010年の第15戦・シンガポールGP以来で、1年9カ月ぶり。  レッドブル・ルノーのマーク・ウェバー(豪州)が2位、ミヒャエル・シューマッハー(ドイツ=メルセデス)が3位。4位に昨季覇者のセバスチャン・フェテル(ドイツ=レッドブル・ルノー)、5位にフェラーリのフェリペ・マッサ(ブラジル)が続いた。  小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)は予選12位。前戦の決勝でマッサに接触した罰則により決勝スタート順の5番手降格が決まっており、8日は17番手発進となる。  午前中のフリー走行は晴れ、路面は乾いていたが、その後に雨が降り出し、各車は予選1回目を弱い雨用のインターミィディエート・タイヤを履いて開始。母国GPでいまだ勝ち星のないジェンソン・バトン(英国=マクラーレン・メルセデス)は1回目18位で、上位17台による2回目進出を今季初めて逃した。  雨脚が強まった2回目には、多くの車はより強い雨用のレーンタイヤでコースに出たが、それでもシューマッハーやアロンソが次々にスピンしコースオフ。残り6分19秒で赤旗が提示され、一時中断に。雨が弱まった約1時間35分後に再開された。  小林は1回目を1分46秒649の7位で通過したが、2回目は1分57秒071の12位で、上位10台による3回目への進出を逃した。  決勝は8日午後1時(日本時間同9時)から、52周で行われる。

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