ウーパールーパーって???
本種は幼生の形態を残したまま成熟する(幼形成熟、ネオテニー)個体が多いことで有名である。
一般に有尾目の幼生は、頚部の両側に鰓がはみ出した「外鰓(がいさい)」をもち、水中でえら呼吸で生活する。その後、幼体(亜成体)になるときに変態し、外鰓が消失して肺呼吸を行うようになる。
しかし本種を含むマルクチサラマンダー属では、変態をしないまま成体になる個体(幼生型)が少なくない。
幼形成熟型の成体は性成熟しても、外鰓が消失せずえら呼吸をし続ける。
これらの種では肺呼吸をする成体型に変態する個体は通常まれにしか現れない。
近年メキシコサラマンダーを変態させるコツが解明され、水位を下げると比較的簡単に変態することが分かった。
この幼形成熟はアホロートルの寿命を延ばす要因となっており彼らの寿命は平均10-15年(パリの個体に25年の記録がある)だが、変態する場合はその寿命は5年程で再生能力も減退する、というようなことも言われていた。ただ、変態する個体が多くなると寿命に関してはそう変わらないと言われている。
ウーパールーパーは白い体に黒い目のリューシスティックが有名ですが、その他にも体色の違うウーパールーパーがいます。
【リューシスティック】
白い身体と黒い目が特徴です。一番オーソドックスなタイプです。
アルビノとは違って、黒色素を持っているので、そばかすのような黒い斑点を持つ個体もいます。
【アルビノ】
目も身体も白いウーパールーパーです。
アルビノは視力が弱いため、複数飼育はなるべく避けた方がいいでしょう。
【ゴールデン】
体が黄色く、一番美しいといわれるウーパールーパーです。
ゴールデン特有のキラキラした「虹色色素」が多いほど綺麗です。
目はアルビノと同じく白目なので、単独飼育がおすすめです。
【マーブル】
身体に迷彩のようなまだら模様があるウーパールーパーです。
ワイルド嗜好の人に人気があります。
【ブラック】
身体も目も黒いウーパールーパーです。
中でも珍しく他の種類に比べると入手が困難と言われます。
小さいころはマーブルのようにも見えますが、大きくなるにつれて黒さが増してきます。