ライダー映画にデーモン閣下降臨!

?この冬公開の人気ヒーロー「仮面ライダー」映画最新作で、1970年代の特撮ヒーロー「アクマイザー」が復活し、ミュージシャンでタレントのデーモン閣下が吹き替え声優を務めることがわかった。今回アクマイザーは敵役となり、まさに「最強の敵」としてライダーの前に立ちはだかる。

 アクマイザーの正式名称は「アクマイザー3」。1975年に放送された、石ノ森章太郎原作の特撮ヒーロー番組で、「地底世界ダウンワールド」から地上に侵攻してくるアクマ族と、主人公ザビタンを中心にイビル、ガブラで結成されたヒーローユニットの戦いを描く。本作ではザビタンがザタンになるなど、名称が変更されているようだ。

 そのザタンの声を演じるのが、「悪魔」として芸能界に名を馳せるデーモン閣下。「世を忍ぶ仮の姿だった」大学生時代のバンド活動では、コスチュームの一部にライダーベルト使用していたという閣下は、「我輩の声は特徴があるので、デーモン閣下のイメージとつながらないように役作りをしようと考えている」と真摯(しんし)なコメント。

 また、まもなく10万50歳となる中でのライダー映画参加には「仮に50歳とすると、社会では中堅から上に差し掛かる世代だが、それでも仮面ライダーに出演すると聞くと、目が輝くようなものがあって、感慨深い」と喜びを語った。東映の宇都宮プロデューサーは「悪魔がモチーフの敵でしたので、実在する悪魔の方に声を吹き替えていただきたいなと」とストレートな起用理由を明かしている。

 映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』は、異なるライダーの物語がクライマックスで一つになる構成で人気の「MOVIE大戦」シリーズ4作目。今回は「仮面ライダーフォーゼ」と「仮面ライダーウィザード」がクロスオーバー。「イナズマン」「サナギマン」「美少女仮面ポワトリン」の登場も発表されており、東映ヒーローたちの一大共演に期待が高まる。(編集部・入倉功一)

映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』は12月8日より全国公開

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