ベッテルが史上最年少3連覇達成

2012年F1第20戦ブラジルGPが11月25日(日)、インテルラゴス・サーキット(1周/4.309km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間26日1時)から行われた決勝で、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が優勝した。今季3度目、通算15回目の勝利。また、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がドライバーズタイトルを確定させた。
土曜日の夜に雨が降り、さらに決勝スタート直前にポツポツと雨が落ち始めたが、全車がドライタイヤを選択。ベッテルのスタートが悪くアロンソがスタートで先行する。さらに、ベッテルは1周目に他車から接触され最後尾まで順位を落とした。一方、アロンソは、3番手に浮上。少しずつぬれていく路面にコースオフするクルマが見られる中、小林可夢偉(ザウバー)が6番手まで順位をあげている。
10周を過ぎたところから、インターミディエイトタイヤ(少量用)に交換するドライバーが多く見られたが、トップを走るジェンソン・バトン(マクラーレン)と2番手のニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)だけがタイヤ交換をせずに走り続け19周目にバトンを追い抜きトップに立った。
路面に落ちたパーツが多いため、セーフティカーが23周目に投入された。29周目終わりからレースが再開、可夢偉がベッテルをかわして5番手に浮上、さらにアロンソも追い抜き4番手にアップするも、アロンソに抜き返された。
40周目あたりから小康状態だった雨が、少し強くなりトップをヒュルケンベルグがスピンしたところをハミルトンが交わしトップに立った。
55周目、ハミルトンとヒュルケンベルグが接触し、マクラーレンでの最後のレースをハミルトンはリタイアで終わった。
雨が激しくなったレース終盤、アロンソが2番手に浮上し、ベッテルは6番手を走行している。ベッテルに交わされた可夢偉は8番手に後退し、7番手のミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)に接近したが、接触してしまった。
70周目にポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がウォールに激しく接触、セーフティカーが入ることとなったが、70周目の終わりにセーフティカーは退くも、最終コーナー付近は黄旗が振られ追い抜きはできない状態だった。
セーフティカー先導ながらも、終始安定した運転を見せたバトンがトップでチェッカーを受けた。アロンソは2位表彰台にあがるもベッテルが6位に入り、ドライバーズタイトルはベッテルに。最年少3連覇を達成した。
2位から10位までの結果は次のとおり。
2位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)

3位フェリペ・マッサ(フェラーリ)

4位マーク・ウェバー(レッドブル)

5位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)

6位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)

7位ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)

8位ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)

9位小林可夢偉(ザウバー)

10位キミ・ライコネン(ロータス)
個人的にはアロンソにチャンプになって欲しかったけど、
とりあえずシューの最後の晴れ舞台、今晩10時BSフジでブラジルGP見ます。

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