放射線測定器

放射線測定器が書店で買える!! 武田邦彦さん推薦のオマケ本が登場

 

竹書房より書籍『家庭用放射線測定器 エアカウンターS』が4月23日に新発売

 

東北地方太平洋沖地震を端緒として発生した、福島第一原子力発電所事故の影響による放射能問題。既に1年以上を経過した今でも、生活の脅威であり続ける全ての日本人に関わる問題であるが、加害者と被害者視点ばかりの報道を見続け、どこか他人事のように感じてはいないだろうか。

 

 不確かな情報に煽られ恐れる事は無いが、今の日本人には自身で知り得る情報に積極的にアプローチして、原発事故の当事者として放射能と向き合う姿勢が必要だ。
 放射能と向き合うための第一歩として、2012年上半期のヒット商品にもなったのが、家庭用の放射線測定器である。専門機関が運用する測定器に比べれば、家庭用の放射線測定器で得られる情報は限られているが、放射能の素人である我々では、むしろ機能がシンプルな方が結果を理解しやすいと指摘する専門家もいて、家庭用放射線測定器の需要は今後も増え続けるだろう。

 

 竹書房から4月23日(月)より全国の書店で発売される『家庭用放射線測定器 エアカウンターS』は、恐らく世界で初の家庭用放射線測定器付きのオマケ本である。オマケと聞くと機能を疑うかもしれないが、この書籍に付いてくるのはエステー株式会社が薬局や雑貨店で販売中の「エアカウンターS」そのものだ。
 セットとなる書籍は、中部大学教授で環境や原発問題の専門知識を有し、論文が日本原子力学会平和利用特賞、日本エネルギー学会賞など、数多くの受賞歴を持つ武田邦彦教授著『子どもの放射能汚染はこうして減らせる!』の続編にあたる『親子でいっしょに実践編』。本書には放射能の知識から防御方法まで、専門家による最善策が数多く紹介されている。

 

 エアカウンターSの使用方法は実に簡単。本体に単3型乾電池1本を入れ、地表から1m離して水平に構える。あとは本体横のスライドスイッチをONにすると液晶画面に35秒のカウントダウンが表示され、予測測定値を表示。しばらくすると確定値が表示される。
 測定範囲は0.05μSv/h(目安となるおおよその自然放射線量)~9.99μSv/h(μSv/h=毎時マイクロシーベルト)までとなっており、持ち運びに便利なコンパクトデザインと片手でも操作可能な手軽さは、毎日使う家庭用放射線測定器としては秀逸。話題性の高いアイテムのコラボだけに、注目が集まりそうだ。

 

 『家庭用放射線測定器 エアカウンターS』の価格は6980円(税込)。書店のオマケ本としては少々値が張るが、放射線測定器は欲しいけれど、どこに売っているかわからないと言う人にとっては朗報だろう。

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